C言語をやろう!
日本人にはプログラミング言語で書かれたソースコードは「なにやらおまじないがいっぱい」という風に捉えられがちだが、そこには「英語は苦手」という考えも混ざっていることが多く、英語に苦手意識がなければそこには人間の読める文章が書かれている。
試しに C言語 を日本語にしてみよう。
#include <stdio.h>
// まずは日本語にするための準備
typedef int 整数;
typedef char* 文字列;
#define 俺の型 struct
#define であるその名も
#define という項目を持つ
#define とは {
#define だ }
#define を返すプログラム
#define を作って中身
#define 返す return
#define は =
#define の .
#define それぞれ {
#define にする }
#define 穴埋め方式で出力する printf
// ここからが今回の 日本語C言語 プログラム本体
俺の型 であるその名も 国 とは
文字列 であるその名も 名前 という項目を持つ;
整数 であるその名も 人口 という項目を持つ;
だ;
整数 を返すプログラム であるその名も main() とは
俺の型 国 であるその名も その1 を作って中身 は それぞれ "日本" , 125800000 にする;
俺の型 国 であるその名も その2 を作って中身 は それぞれ "イギリス", 67220000 にする;
穴埋め方式で出力する("1つ目の国: %s (%d人)\n", その1 の 名前, その1 の 人口);
穴埋め方式で出力する("2つ目の国: %s (%d人)\n", その2 の 名前, その2 の 人口);
返す 0;
だ
これは純粋にC言語のプログラムである。実際、oreore.c
などの名前で保存し、ターミナルで
% gcc oreore.c && ./a.out
で実行することができ、結果は
1つ目の国: 日本 (125800000人)
2つ目の国: イギリス (67220000人)
のような感じである。
C言語界隈のルールでは、ターミナルで動かすプログラムは、
- "main" という名前でなければならない
- プログラムが終わる時に 整数 を返さなければならない
というルールがあるため、このプログラムでも
整数 を返すプログラム であるその名も main() とは
ではじめることで、"main" というプログラムはいったい何か、を表現している。
プログラムがスタートしたら、やることは大きく2つ。
- 覚えておきたいことをメモるための場所を作る
- コンピュータに用意されている機能を使ってやりたいことをする
以上。
時々、メモりたいことがたくさんになることがあるので、そんな時は「俺の型」を使って メモするための型紙 を新定義することもできるし、やりたいことがたくさんあったりするときは、小さなプログラムに小分けに作っておくことで、まるで最初から備わっていた機能かのように他から使うこともできる。
プログラミングとはこれで以上である。あとはあなたの頭の中をエディタに描くだけ。
C言語をやろう!